今一番会いたい人

今日、TVを見ていたらアベ寛さんが食わず嫌い王選手権だかなんだかに出ていました。告白いたしますと、私、アベさん好きなんです。顔とお尻がとても好みです。そして必要以上に喋らないところが。でも、アベの漢字ががどのアベなのか分からない程度なのですが・・・しかし、それでもなお、人には自分がアベさんを好きだという事を悟られないようにしている自分がいるようです。今日も「おお!いい目尻の皺だなぁ」とか思っても、母親が一緒に見ている手前、笑みなどこぼさず、全く興味がないような態度でおりました。

昨日、私が将来こうなりたいという女性Iさん(一人でバーにいて絵になる方)と「嫌われ松子の一生」を見たのですが(大変によろしかったので、是非ご覧になってくださいまし。監督の役者に対する暴言について以前、ひどいんじゃない?みたいな記事を書きましたが、あれほど素晴らしい作品を作るなら、役者の1人や2人再起不能になるまで打ちのめしてもよろしいと思います。寧ろそうすべきだと思います。今年1番、私の好きな映画の中でもかなり上位にきました。)、映画上映の前に何ともなしに話題となった「有名人のオーラ」。ハイカラな女性Iさんは結構、会う機会があるようです。私はといえば、近所のレストランでキファー・サザーランドやキアヌ・リーブスやらと隣で食事をしたことがあると申しました。「なんだか普通の人のようであった」とも申したのですが、実は私、出来るだけ芸能人をきゃぁきゃぁと見ないように努めている人間でありまして、オーラが出ていたとしてもどうにか普通の人間として見ようとするのです。

アベさんを見てから風呂に入り、私はいつからこうだったのだろうと考えていたところ、どうやらそれが小学生にあがる頃からだということに気がつきました。どうやら2人の有名人が関係しているようです。すっかり忘れていた幼い頃の感情を思い出し、それを書き留めておこうとブログに投稿しています。自分のためだけに書くのってなんだか億劫で、書かないものなのです。でも今日は脚本を8枚書いたけどね。遅い?はい。すみません。

1人目。私の幼稚園の時の友達のお母さんが、昔とても有名なアイドルでした。やっぱりその人は子供の目からみてもとても綺麗でしたし、周りの母親の態度も違っていました。そのほかの人間の態度がとても卑屈で、みっともないな・・・と私は思いました。それにその友達のお祖母さんも母親がそういう有名人であることを自慢してそれも何だか痛々しく、私は腹立たしく感じてしまいました。変な子供だったようですね。

2人目。小学校の帰り道で良く見かけるのっぽさんみたいな帽子を被ったおじさんが居ました。なんだか影がある人なのですが、良く見かけるということで私はおじさんが結構好きだったようです。話した事もないけれど、私には害のない、恐くないおじさんということで・・・ある日、母と歩いているとそのおじさんとすれ違いました。しばらく行くと母は私に耳打ちしました。「あの人はね、Kさんというの。役者さんなのよ」そういって母は私にもその「役者さん」を見せようとしましたが、私はなんだか嫌な気分になってしまいました。後ろからちらりと見る、とか、ちょっとこっそり話す、とか、有名な人ならきっと気にもしないのだろうけど卑怯な感じに今でも思うのはその体験からくるのでしょうか。

そのKさんという役者さん(実は名前をしっかりと覚えていません)はしばらくして亡くなったと記憶しています。その時、私は何故だか「私が有名人扱いしてあげればもっと長く生きられたかもしれないのに」と思いました。何故でしょうね。そして何故そう思ったのに、今でも有名人がいても出来るだけ構わないようにするのでしょう。

この人は有名人ではないのですが、当時、私の中でKさんと同じ部類に入れられていた「鈴おじさん」がいました。夕方、愛の鐘(5時。皆おうちにかえりなさーいの音楽)がなって家に帰った後、きっと6時ごろだったと思います。家のまわりを「ちり・・・りん ちり・・・りん」という鈴の音とともに通り過ぎる人がいました。きっと歩行器をつけて歩いているのでしょう。鈴の音は「ちりんちりん」ではなくて、「ちり・・・りん」だったのです。
時にTVを見ながら、時に夕飯の前のお風呂につかりながら、不器用なリズムの鈴の音を聞き、私は不思議な感覚にとらわれたものです。切ないというか、苦しいというか。聞きながら、明日は「ちりんちりん」という鈴の音が聞けるかもしれないと思うのですが、毎日「ちり・・・りん、ちり・・・りん」。この時、ああ、人間って無力だなぁと思いました。鈴おじさんが鈴を規則的なリズムで響かせて歩いたらどんなにか素敵だろうと思うのだけれど、私が願っても何にもならない。悪いなぁって思って聞いていました。鈴おじさんは歩く練習をしているのだと私は思っていました。暴走する想像力は小学生の頃からのようです。何でそう思ったのでしょう。鈴おじさん、私が中学受験にかまけて週4、5日塾に通っている間にいなくなってしまったようです。
そういえば夏場、スイカを食べてお腹をこわしてトイレに入っている時にも聞こえたな、鈴。
その姿を見たことがないので「おじさん」ではないかもしれないんですがね。

いなくなって寂しい・・・というテーマになってきてしまいました、今回の投稿。なんで「鈴おじさん」をKさんと同じく思い出したかというと、「ふぅむ、有名人とは極力会いたくないものだが、そういう偏屈な私でも『そんな性格をおしてでも会いたい』と思う人はいるのだろうか」と考えていたのです。

三國連太郎 アベ寛 佐藤浩市   あ・・・チャップリンに会いたい・・・と突き詰めて考えていたら浮かんできました。Kさんと鈴おじさん。それとMちゃん。小学生の同級生だった、柔らかそうな長い茶色の髪の毛の女の子。当時私があこがれていた公園のついた団地にすんでいて、エレクトーンを持っていた。算数ピュータっていう計算をして遊べる電子機器も持っていて私は羨ましくて仕方なかった。お母さんも素敵で、お父さんはとっても素敵。いっかい公園に「のびる」を取りに連れて行ってもらった。私の父は一緒に遊んでくれる人間ではなかったので、とても嬉しくて、Mちゃんには悪いけれどおじさんに凄くひっついてしまった。緑色ののびるを引き抜くと太った白い根っこが現れる。ぽこぽこ取れて面白かった。でも後でそのおじさんは「浮気」なるものをしたとかどうとか母親同士の話を小耳に挟んだ。私なんぞにそんなことを思われても仕方ないのだろうけれど、私は自分が情けなかった。たった一人の人間をどうして幸せに出来ないんだろう。吐き気がした。っていうのを忘れていたけど思い出しました。

会いたい人もう一人。アイスおじいさん。
中学高校の帰り道によく見かけるおじいさんでした。私は当時、学校が大嫌いだったから遅れていく朝の11時くらいにもいました。大学受験の塾の帰りの夜の11時くらいにも歩いていました。おじいさんはきっと1日中歩いていたのだと思います。たまにおじいさんはアイスをかじっていました。青いアイスをがりがりとかじって歩いていました。おじいさんは生気のない顔をして、うすら汚れたシャツを着て、クリーム色のズボンをはいていて、そんな中に綺麗な着色料の青が奇妙に綺麗でした。クリーム色のズボンの股間の部分がたまに尿に濡れていたこともあったけれど、アイスを持つおじいさんは美しかったです。じろじろと見てはいけないけれど、見てしまうような妖しさ。おじいさんはどこから来たのだろう。嫌な長男の嫁が家から追い出すのだろうか。私は色々な想像をして、おじいさんがアイスを家で食べられたら良いのに、と高校生にもなって馬鹿みたいに願っていました。それでもおじいさんを良く見かけて、その度に失望し、見惚れました。

気づけば、おじいさんはいません。

言葉さえ交わしたことのない人々だけれど、私の中で大きな位置を占めている人々。
昨日、Iさんに私が映画にしたいと考えているアイディアを二つ話しました。Iさんは「もっと明るいのは?」と言っていました。私も明るい物を考えようとしましたが、どうも暗いものしか頭に浮かばないのです。それらのテーマの根底に、今日思い出した、長い間忘れていた人々が棲みついているような気がします。

私は上手く出世できないように思います。面白そうな、世の中の人が見たいと思うものを私は作れないと思います。CMディレクターから映画監督なんで黄金の道は私には与えられないように思います。西川監督のように、是枝監督に見出されるなんて事もないでしょう。それどころか、私は映像に適しているのでしょうか?映画が大好きで大好きで大好きだけれど、今日、ここにこういう徒然なる心情を書いていて、脚本を書くより散文を書く心地よさに驚いています。文を書きたいな、とゆるい頭で考えています。文を書きたいな、と思ったらどうすれば良いのでしょう。私はとことん世渡りが下手なようです。

妬み、後悔、悲観の感情を胸いっぱいにこれからも生きていくような気がします。でも何故でしょう。私の思考に大いなる影響を与えた人々に再び巡り会えたからでしょうか。その否定的な生き方も、喜ばしく感じられる夜であります。

ああ、そうだ。もちろん文を書いて生きてけるなんて本気で思っちゃいませんよ。だってもう書きたいことを書いているだけだし、起承転結なんてないわけだし。おまけに推敲すらせずにこのまま送信のボタンを押してしまうんだしね。

で、私が会いたいと思う人、NO.1。
人ではないのですが、昔、京王新宿駅にいたスタンプを押してくれる巨大パンダのぬいぐるみ。多摩動物公園を宣伝する文句かなんかを口をパクパクさせて言っているらしいのですが、毛がぱさついて、狭いところに閉じ込められていて・・・スタンプを押してもらいながら、このパンダを家に連れて帰れたらどんなにいいだろう。お風呂に入れて毛をブローして弟として暮らせたら、パンダは幸せになれるだろうに・・・と思っているうちに、パンダは消えてしまった事がとてもとても心残りなのです。



もちろん今はそんなうざったらしいお節介ばっかりやく人間ではありませんぞ。
自分をかいかぶっちゃいませんからね。それにパンダは飼えません。

弱くなっているのはよい映画を観たからなのかもしれません。嫌われ松子、大いにお勧めします。
良い映画を見ても(松子)、悪い映画を見ても(河瀬直美作品)、お腹が一杯になってしばらく映画を見たくなくなります。はい。ま、2、3日なんですけど。
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by epha | 2006-07-13 23:44 | Blah Blah 無駄話


めりけん粉はめりけん産なのか?無断で写真とか使わないでね。でもたまに無断で使ってるけど。


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