国立新美術館を酷評する

本日、六本木の国立新美術館に行って参りました。・・・と、この記事を書いていて終わりにさしかかった時に、誤って一度消去してしまったので、これが二回目のトライアル。1度消えてしまったものを敢えてもう一度書くのは、あまりにこの新美術館が美術館として機能していない事への腹立たしさのためですが、二回目だからといって、文章が良くなっている訳ではなく、寧ろもっと支離滅裂になっていると思うのですが。それでも良いという方だけ、読み進めて下さいませ。(注:あくまで個人的見解ですので、あしからず。)

器は贅沢だけれど、中身はない。

黒川紀章の設計した建物は開放的で美しく実に好ましいのだけれど、レストランやエントランスにスペースを割きすぎて、肝心の展示スペースが至極小さい。特に一階の「20世紀美術探検―アーティストたちの三つの冒険物語―」は酷く、展示物を一つ一つしっかりと鑑賞など出来ない。日本の都心の美術館は常に混み合っているが、オープンしたばかりということでマスコミに踊らされていらした(フランス料理のランチ目当てが多いのなんのって)方も多く、非常に居心地が悪かった。あまりにせせこましすぎて、学生展覧会の会場かと思う程だった。

ま、とにもかくにも、私が到着したのは11時ちょっと前。少しお腹がすいたので、ランチを先に食べてから、美術館をまわる事に致しました。美術館に来ると丸一日居座るタイプなので(出来れば2日以上いる時もある)、しっかりと食べておかないといかんのですたい。
画像は美術館のサイトから拝借したのですが、これが三階のブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ。

サービスは悪いけれど、味は悔しい程に良いという評を2週間前の週刊文春が載せていたが、それにしても列が長過ぎる。席数は少ないし回転は遅そうで、ありゃあ、おば樣方1時間半は並ぶね。アホらし
アートと食の融合みたいなことを謳っているようなレストランのくせに、何故か7時半まで予約を取らない。なんですか、美術館で2時間、ただ列に並べと仰るんですか?「多くの人に楽しんでもらいたい」なんて言っているけれど、結局は金儲けだね。うん。

ロサンゼルスにゲティ・センターという美術館が有るけれど、あそこには美味しいレストランが予約制できちんとある。そしてその美術館がとても素敵である他の要素として、入館料が全くかからないという事が有る(駐車場代は8ドル。つい最近、5ドルから値上がりした)。だからこそいつでも行けるし、更にそこには子供のためのコンサートとか芸術に触れる機会がたくさん設けられている。同じゲティ財団所有のゲティ・ヴィラは最近オープンされたが、混雑を防ぐためにしっかりと予約制を取っている。予約を1月前から入れるため、面倒くさいが、ゆっくりと鑑賞するためにはそれくらいしてもらった方が有り難い。日本の場合、国立だし、色々と面倒くさいのだろうが、それにしても人が多い。平日でこうなのだから、休日なんて大変だろう。

ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼがアホらしい程に混んでいたので、二階のサロン・ド・テ ロンドで軽食を頂いたが、大変美味しくなかった。スモークサーモンとクリームチーズのベーグルセットを注文したのだが、サーモンは安物なのか味がしっかりしていない上に、パプリカが変な主張をしていて、主役はばりばりパプリカだった。さらに、黒川氏の優雅な波打ったグラスに降り注ぐ直射日光を全身に受け、暑いのなんの眩しいのなんの。落ち着けないったらありゃしない。

食後は気を取り直して、 「異邦人(エトランジェ)たちのパリ 1900-2005 ポンピドー・センター所蔵作品展」から黒川紀章展 、そして「20世紀美術探検―アーティストたちの三つの冒険物語―」へと行ったのだけれど、満足度もの凄く低し。展示の仕方もまずく、行ったり来たりして全部を見て回るのに、とても戸惑う事が多い。美術館というものは頭を使わず、彷徨うことのできる空間であって欲しい。鑑賞しながらなのだから、頭を空っぽにしてまわれないと私は満足出来ない。

黒川紀章展以外はチケットが必要でそれぞれ千幾らだが、果たしてそれぞれにそれだけの価値があったのだろうか?私にはそうは思えない。私の価値観はアメリカのものだからかもしれないが、とても高く感じられた。
また、この「見るものを決めて、チケットを買ってね」というシステムは多くのおばさま方にとって理解しがたかったらしく、チケット売り場で説明を求めるおばさま方や、カウンターの前を陣取って「じゃ、どれ見る?」と延々と話し合うおばさま方が多く、余計な時間がかかった。普通に2000円程度の「入場料」をとって入れてしまったらどうなんだろう、と私は思った。だって、会場のスペース狭いし、普通にまわれちゃうだろうし。日本人だったら美術館に入るのにそれくらい払うのに慣れていそうだしね。

もう一つ、気に食わなかったのが、やたらめったらスタッフがいるところ。狭いスペースに二人とか。エントランススペースにも多いし。案内パンフレットが案内所にしかなかったり効率悪いというのはあるけれど、暇そうなひと多すぎる。出口と入り口にもわんさかいて、アートギャラリーでもないのに「いらっしゃいませ」だ「ありがとうございました」だの五月蝿いんじゃ!
国立とか言ってるけど、商の匂いがぷんぷんと漂って、嫌らしい所に私には感じられました。

それにさ、国立の美術館だったら、もっと子供達が芸術に触れる機会を設けよう!とか、ワークショップとか、そういうものがあっていいと思うんだけれど、今の所あるのはアートライブラリーとトークだけっぽいしね。

器だけ立派で、中身はすかすか。

そういう印象を受けました。まぁ企画も変われば、美術館なんてもんはどどんと変わるのかもしれませんが、あまり箱も美術館としては好きではないので(でも外観とエントランスはとても好きですよ。どこをとっても美しい。影さえも麗しい)、よっぽど好きなアーティストの展示でもなければ、もう行かないでしょう。




私、最近、とても口が悪い。
ということで、突然ですが、暫く自粛いたします。



追記

生意気でした。すみません。
あまりにメリケン国サイズになれたせいなのかもしれません。
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by epha | 2007-02-17 01:26 | Blah Blah 無駄話


めりけん粉はめりけん産なのか?無断で写真とか使わないでね。でもたまに無断で使ってるけど。


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